アトピーとは強いかゆみや湿疹ができる慢性的な病気です。私もアトピー性皮膚炎ですがかなりつらい病気です(^^;
皮膚とアトピー性皮膚炎について
皮膚の一番外側の角質層は約0.02mmですが健康な皮膚はこれでも水分を保っています。また、健康な皮膚は角質層によって皮膚のバリアが保たれており、外からの有害物質が皮膚に入らないようになっています。しかし、アトピー性皮膚炎の場合、角質層が正常な状態でなく以下のように壊れた状態になっています。
このように角質層が正常でない場合の水分が失われて乾燥しやすくなります。また、それによって皮膚のバリや機能が失われ、大気中のアレルギー物質などが皮膚に入り込んで炎症を起こしてしまします。
また、このように角質層が正常でない状態で水分が失われてしまうと、かゆみ感じる神経の知覚神経が皮膚の外側に伸びてかゆみを感じやすくなってしまうのです。
アトピー性皮膚炎の原因
主に体質と環境に分けられます。
体質よる原因
- 皮膚バリアの低下
- アレルギー体質
環境による原因
- 食べ物
- ダニ
- ストレス
- 疲れ
- ハウスダスト
アトピー性皮膚炎の対策
悪化要因の除去、スキンケア、薬物療法の3つの対策が必要です。
悪化要因の除去
1日過ごすだけでも皮膚にはいろいろは物質が付着してしまいます。それ以外にも汗が悪化する原因となる場合があります。汗が長いこと残っていると皮膚に刺激を与えてかゆくなってしまうのです。
この刺激のせいでかゆい湿疹となり、皮膚かく→バリや機能の低下→かゆい湿疹が続く、、、といった悪循環になってしまします。
このような状態を防ぐため皮膚は清潔に保ちましょう。
皮膚についた汚れを落とすには、水洗いなどで体を洗うか、夏場で汗をかいたときなどは水のタオルでふくなど皮膚についた有害物質や汚れを落としておくのが重要です!
スキンケア
スキンケアとしては洗うことと保湿が重要です。
洗う
先ほど記載したように汗、ほこり、アレルギー物質が皮膚についているとかゆみの原因になります。このため、汗や有害は洗い流しましょう。ただし、お風呂ではちょっと注意が必要です。熱いお湯と長湯はNGです。どちらも皮膚に刺激を与えてかゆくなってしまいます。おそらくアトピー性皮膚炎の方には経験があるはずです。
保湿
朝と夜の2回ぐらいぬりましょう。保湿剤は市販でも売っていますし、皮膚科でももらうことができます。ビーソフテンとか。冬は特に乾燥するのでこまめにぬりましょう!
一見きれいに見える肌でも内部に炎症が残っている場合があるので対策は継続してくださいね!
薬物療法
主に以下の薬があります。
- ステロイド ぬり薬
- タクロリムス ぬり薬
- 抗ヒスタミン薬 飲み薬
ステロイドは体の部位によって吸収率が違うので医師に従ってくださいね。ぬり薬は薬を乗せるように塗るのがポイントです。塗り込むと逆にうまくぬれないらしいです。
私はステロイドのべたべた感が苦手なのですが、そういった方にはクリーム系のステロイドもあります。保湿剤もローションタイプもあるので困ったら医師に相談してみましょう。ただ、クリームより軟膏系のべたべたする方が保湿力が高いみたいなので自分の症状などにも併せてください。
アトピー性皮膚炎について書いてみましたがどうでしょうか?結構頑張ったつもりです(笑)現在私も治療中なので同じ思いの方は根気よく頑張っていきましょう!