体の部位・組織ごとの基礎代謝の割合-筋肉つければ痩せる?

一時期、筋肉をつけて痩せようとしていた時期がありました。結論からいうとこの方法はちょっと無理があります。なぜなら筋肉が消費するエネルギー(カロリー)ってそんなに多くないからです。ちょっと今日は体の部位・組織別にエネルギー消費量を記載してみようと思います。

 

体の部位・組織ごとの基礎代謝の割合

エネルギーの消費割合は以下のようになります。

部位・組織名重量 (kg)エネルギー代謝量(kcal/kg/日)エネルギー代謝量(kcal/日)比率 (%)
骨格筋28.01337022
脂肪組織15.04.5704
肝臓1.820036021
1.424034020
心臓0.34401459
腎臓0.34401378
その他23.21227716

ざっくりまとめると脳が20%、筋肉が22%、脂肪細胞を含む内臓が58%です。

厚生労働省の食事摂取基準2005年を参考にしました。最新は2015年版ですが体の部位・組織での割合の記載はなかったです。一般に同じ活動を行なった場合は、体重の重い人ほどエネルギーを消費します。そのため体重の重い人と軽い人が同じ活動レベルで1日を過ごせば、体重の重い人の総エネルギー消費量の方が多くなります。あくまで参考地として参考にしてください。

 

年齢別のエネルギー消費量は健康辞苑サイト-基礎代謝基準値の方をご確認ください。

 

まとめ

表をみてわかるとおり、筋肉のエネルギー消費量は全体の22%ほどです。このため、いくら筋肉を増やしても全体の数パーセントにもならず、基礎代謝量は増えますがダイエットとかは、まず効果がありません。実際に太っている人と痩せている人では同一体重でも痩せている人の方が基礎代謝量が少ない場合があります。

痩せようと思う場合は、基礎代謝よりこまめに活動して代謝量を上げるのが一番です。ちょっとしたデータですが、以下のようなものがあります。

  • 掃除:45Kcal
  • 洗い物:30Kcal
  • アイロンがけ:30Kcal

こういった作業でもカロリーは消費されます。ちりも積もれば山となるですね!

参考になれば幸いです!

 

 

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