ネオーラル

アトピー性皮膚炎などかゆみに効く最終手段ネオーラル

全てのアトピー性皮膚炎の方には関係がないかもしれないお話です。今回記載する薬がネオーラルという薬で、医師から処方されることによって飲むことができます。

 

ネオーラル

 

ネオーラルとは体に備わっている免疫力を低下させる薬です。肝臓、腎臓、心臓、肺などの臓器移植の際におこる体の拒絶反応を抑えるための薬です。

移植用の薬ってアトピー性皮膚炎とか関係ないじゃん?と思いますがこの薬はアトピー性皮膚炎にもものすごく効果があります。今は使用していませんが以前は私もこの薬に助けられました。かゆみがほどんどない状態まで効きます。っていうかザイザルなどの他の薬って全然効かない!(笑)

こんなうれしい薬ですが実はものすごい副作用があります。なので必ず処方してくれるわけではないと思います。

 

ネオーラルの成分

項目説明
作用と効果リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、眼症状のあるベーチェット病およびその他の非感染性ぶどう膜炎、乾せん、再生不良性貧血、赤芽球ろう、ネフローゼ症候群、重症筋無力症、アトピー性皮膚炎の治療に使用されます。
副作用主な副作用として、腎機能障害(尿量減少、浮腫)、肝機能障害(倦怠感、手や白目が黄色くなる)、毛包炎、鼻咽頭炎、吐き気、多毛、振戦(手足の震え)、頭痛、めまい、歯肉肥厚、高血圧、熱感、発疹、発熱などが報告されています。

けいれん、意識障害、視覚障害[可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]
上腹部の激痛、発熱、吐き気[急性膵炎]
出血傾向、倦怠感、浮腫[溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、血小板減少]
筋肉痛・こわばり、脱力感[横紋筋融解症]
リンパ節腫脹、発熱、食欲不振[悪性リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍(特に皮膚)]
呼吸困難[クリーゼ]
用法・用量ベーチェット病、非感染性ぶどう膜炎:通常、1回体重あたり主成分として2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回1.5〜2.5mg/kg(体重50kgで75〜125mg)を1日2回服用します。
乾せん:通常、1回体重あたり主成分として2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回1.5mg/kg(体重50kgで75mg)を1日2回服用します。
再生不良性貧血、赤芽球ろう:通常、1回体重あたり主成分として3mg/kg(体重50kgで150mg)を1日2回服用します。
頻回再発型ネフローゼ症候群:通常、成人は1回体重あたり主成分として0.75mg/kg(体重50kgで37.5mg)、小児は1回1.25mg/kg(体重20kgで25mg)を1日2回服用します。
ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群:通常、成人は1回体重あたり主成分として1.5mg/kg(体重50kgで75mg)、小児は1回2.5mg/kg(体重20kgで50mg)を1日2回服用します。
全身型重症筋無力症:通常、1回体重あたり主成分として2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を1日2回服用します。効果がみられたら徐々に減量して、維持量は標準1回1.5mg/kg(体重50kgで150mg)を1日2回服用します。
アトピー性皮膚炎:通常、成人は1回体重あたり主成分として1.5mg/kg(体重50kgで75mg)を1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1回2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を超えることはありません。
この薬は1カプセル中に主成分50mgを含みますが、含有量が異なるカプセルと組み合わせて服用することもあります。治療を受ける疾患や症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に服用する時間は5時間以上間隔をあけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めたり、この薬のかわりにサンディミュンを飲んだりしないでください。
生活上の注意免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがありますので、まめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。
予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。
グレープフルーツジュースはこの薬の血中濃度を上げ薬の作用を強くさせること、セイヨウオトギリソウを含む健康食品はこの薬の血中濃度を下げ薬の作用を弱くさせることが知られていますので、これらの食品の飲食は避けてください。

 

一番厄介なのが免疫力の低下です。病気にかかりやすくなります。

次が腎機能障害でしょうか。腎臓の影響をみるために服用中は何回か血液検査をする必要があります。

 

ネオーラル使用の感想

ネオーラルを使用するとかなりかゆみが改善されます。もちろん服用中の話ですが。このおかげで本当にしんどいときは助けられました。

ただ副作用もかなりあります。免疫力を低下させてかゆみとなる過剰なアレルギー反応を抑制するのですが、アレルギー反応だけを抑制するのではなく体全体の免疫を低下させてしまいます。これによってインフルエンザにもかかりやすくなります。

この副作用のせいで私もよく結構風邪をひきました(^^; その他にも頭痛や吐き気などもありました。でも個人的にはひどいかゆみより副作用の方が楽でしたね(笑)副作用がでた場合、ネオーラルの服用は中止しないといけないのでご注意ください。

 

また、腎臓にも影響があるようで通院の際には何回かに1回血液検査があります。名前は忘れましたけど血液検査の結果である項目の数値に異常が出た場合、服用をやめなければなりません。私は引っ掛かりませんでしたが。

 

あと気になったのが、2つほど。

ネオーラルの粒がでかすぎて飲みづらいというところでしょうか。50mgの粒を飲んでいたのですが今までで一番大きい薬でした(笑)正直飲みづらいです(笑)

もう一つはネオーラルの値段がめっちゃ高いということ。1回の薬の購入で8000円以上かかります(^^;

まぁこれがないと生きられないぐらいに重宝していたのでもちろん毎回もらいましたが。もう少し安くしてほしい!!

感想としてはこんなところでしょうか。重度の方にはかなりおすすめなお薬です。

処方された方は医師の指示にはかならず従ってくださいね!

 

 

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