仕事でChatGPTやGeminiを使うとき、最初に確かめたいのは、入力した内容がAIの学習に使われるかどうかです。答えはサービスによって違い、同じサービスでも個人向けのプランと法人向けのプランで扱いが分かれます。
この記事ではChatGPT、Gemini、Claude、Microsoft Copilotの4つについて、各社の公式ページに書かれている内容を同じ項目で並べました。
確認日は2026年10月28日です。設定の名前や場所は変わることがあるため、公式ページもあわせて確かめてください。
4サービスの比較表
| サービス | 個人向けプランの初期設定 | 学習に使わせない方法 | 最初から学習に使われないもの |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | Free・Plus・Proの個人ワークスペースは、学習への利用が有効 | 設定の「Data controls」で「Improve the model for everyone」をオフにする | Team、Enterprise、APIの入力と出力(初期設定で学習に使わない) |
| Gemini | 人のレビュアーが会話の一部を確認し、確認された会話は最長3年保存 | 「アクティビティの保存」をオフにする | 一時チャット。仕事用・学校用アカウントは別の規約 |
| Claude | Free・Pro・Maxは、学習に使うかを利用者が選ぶ | プライバシー設定で、学習への利用を許可しない | Team、Enterprise、API、Amazon Bedrock、Google CloudのVertex AI |
| Microsoft Copilot | サインインした利用者の会話は、学習への利用の対象 | サインインして、学習への利用をオプトアウトする | 組織のEntra IDアカウント、Microsoft 365 Copilot |
ChatGPT
Free、Plus、Proの個人ワークスペースでは、会話を学習に使う設定が初期状態で有効です。
学習に使わせない手順
- 設定を開き、「Data controls」を選ぶ
- 「Improve the model for everyone」をオフにする
オフにすると、それ以降の新しい会話は学習に使われません。会話の履歴は残ります。音声モードには、学習への利用について別の設定があります。
OpenAIのプライバシーポータルで「do not train on my content」を選ぶ方法もあります。
一時チャット
一時チャットは履歴に表示されず、メモリも作らず、モデルの改善に使われません。ただし、安全のために最長30日間保存されることがあります。
法人向けプラン
OpenAIはChatGPT Team、ChatGPT Enterprise、APIについて、初期設定では入力と出力を学習に使わないとしています。
Gemini
個人向けのGeminiアプリでは、Googleのサービス改善のために、人のレビュアーが会話の一部を確認します。確認された会話は最長3年間保存されます。
学習に使わせない設定
「アクティビティの保存」をオフにすると、それ以降の会話はアクティビティに表示されず、AIモデルのトレーニングにも使われません。ただし、自分でGoogleにフィードバックを送った場合は除かれます。
注意したい点が2つあります。
- オフにした会話と一時チャットも、アカウントに72時間保持されます。
- すでにレビュアーが確認した会話は、アクティビティを削除しても消えず、最長3年間保存されます。
一時チャットはレビュアーによる確認にも、AIの改善にも使われません。
仕事用・学校用アカウント
Google Workspaceの仕事用・学校用アカウントには、別の規約が適用される場合があります。会社のアカウントで使う場合は、Google Workspaceの生成AIに関するプライバシーハブで確かめてください。
Claude
Free、Pro、Maxの各プランでは、会話を学習に使うかどうかを利用者が選びます。これらのプランに紐づくアカウントでClaude Codeを使う場合も同じです。選んだ内容はプライバシー設定でいつでも変えられます。
学習への利用を許可した場合、データの保存期間は5年になります。許可しない場合は、これまでどおり30日です。
Team、Enterpriseを含むClaude for Work、API、Amazon BedrockとGoogle CloudのVertex AI経由の利用、Claude Gov、Claude for Educationは、この扱いの対象外です。
Microsoft Copilot
Microsoftは個人向けCopilotの会話をAIの学習に使うとしています。サインインした利用者は学習に使うかどうかを設定でき、オプトアウトするとそれ以降の会話は学習に使われません。
次の場合は、学習に使われません。
- 組織のEntra IDアカウントでサインインした利用者
- Microsoft 365 Personal・Familyのアプリ内でCopilotを使う利用者
- サインインしていない利用者と、18歳未満の利用者
- オプトアウトした利用者
- ブラジル、中国(香港を除く)、イスラエル、ナイジェリア、韓国、ベトナムの利用者
日本はこの国の一覧に入っていません。
会社で使うMicrosoft 365 Copilotの会話は、Copilotの生成AIモデルの学習に使われないとされています。
会社で使うときの考え方
法人向けのプランや組織のアカウントについては、ChatGPT、Claude、Copilotは初期設定で学習に使わないとしており、Geminiは個人向けとは別の規約が適用される場合があるとしています。個人向けのプランで学習をオフにしても、Geminiの72時間保持や、ChatGPTの一時チャットの最長30日保存のように、一定期間はデータが残ります。
社外秘の情報を扱うなら、個人向けプランの設定に頼るより、会社で法人プランを契約するほうが安全です。社内のルール作りには社内の生成AI利用ルールのひな形も使えます。
出典
確認日は2026年10月28日です。
- OpenAI「Data controls in ChatGPT」
- OpenAI「How your data is used to improve model performance」
- Google「Gemini アプリ プライバシー ハブ」
- Anthropic「Updates to Consumer Terms and Privacy Policy」
- Microsoft「Privacy FAQ for Microsoft Copilot」
この記事は、AI(Claude)が上記の公式ページを確認して作成しました。Claudeを提供するAnthropicの方針も、ほかの3社と同じ基準で公式ページだけをもとに書いています。作り方は運営者情報と調査方法をご覧ください。

