AI議事録ツールを契約する前に、会社でふだん使っているTeams、Zoom、Google Meetの文字起こし機能で足りないかを確かめておくと、無駄な契約を避けられます。3つとも日本語の文字起こしに対応していますが、使える条件や保存先、書き出せる形式が違います。
この記事では3つの公式ヘルプに書かれている内容を、同じ項目で並べました。
確認日は2026年10月29日です。機能や条件は変わることがあるため、公式ヘルプもあわせて確かめてください。
3つの比較表
| 項目 | Microsoft Teams | Zoom | Google Meet |
|---|---|---|---|
| 使える条件 | 記事に記載なし(無料版で使えるかも記載なし) | Pro、Business、Education、Enterpriseのアカウント。クラウドレコーディングと音声トランスクリプトを有効にする | Business Standard以上などのGoogle Workspaceのエディション、Workspace Individual |
| 日本語 | 対応 | 対応(既定は英語。録画ごとに言語を選び直す) | 対応 |
| 話者の表示 | 話者の名前とタイムスタンプ | セクションごとのタイムスタンプ。話者不明の部分は名前を手で直せる | 記載なし |
| 保存先 | 開催者のOneDrive for Business | クラウドレコーディング | 主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダ |
| 書き出せる形式 | .docx、.vtt | VTT | 記載なし |
| 開始できる人 | 開催者、共同開催者、発表者が停止・再開できる。録画すると自動で開始 | 記載なし | 設定によって、ドメイン内の誰でも、または主催者と共同主催者だけ |
Microsoft Teams
会議を録画すると、文字起こしも自動で始まります。録画せずに文字起こしだけを始める場合は、会議の「その他のアクション」から開始します。会議中は、開催者、共同開催者、発表者が文字起こしを止めたり再開したりできます。
文字起こしには話者の名前とタイムスタンプが付きます。参加者は自分の名前を表示しない設定にできます。
保存先は開催者のOneDrive for Businessで、会議のチャットと「要約」タブから開けます。書き出せる形式は.docxと.vttで、既定では開催者と共同開催者がダウンロードできます。
注意したい点は3つです。
- 話し言葉の設定を変えると、参加者全員の文字起こしの言語が変わります。日本語の会議では、最初に日本語になっているか確かめてください。
- ライブの文字起こしはデスクトップ版だけで、モバイル版では会議が終わったあとに読むことだけができます。
- ライブ翻訳の文字起こしはTeams Premiumの機能です。
Zoom
文字起こしを使うには、Pro、Business、Education、Enterpriseのいずれかのアカウントが必要です。そのうえで、クラウドレコーディングと音声トランスクリプトの両方を有効にします。
既定の言語は英語です。日本語の会議では、録画ごとに「Change Language」で日本語を選んで保存すると、日本語で文字起こしし直されます。
文字起こしはタイムスタンプ付きのセクションに分かれます。話者が分からなかった部分は「Unknown Speaker」と表示され、あとから名前を直せます。書き出しはVTT形式です。VTTはテキストエディタや文書作成アプリで開けます。
Google Meet
文字起こしを使えるのは、Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Workspace Individualです。一覧にBusiness Starterは含まれていません。
文字起こしは主催者のGoogleドライブにある「Google Meet」フォルダに、会議ごとに保存されます。
文字起こしを始められる人は、主催者向けの管理機能の設定で変わります。オフなら主催者のドメイン内の誰でも、オンなら主催者と共同主催者だけが始められます。
専用のAI議事録ツールを検討したほうがよい場合
公式ヘルプの内容から見ると、次の場合は標準機能では足りない可能性があります。
- 対面の会議を録音したい(この記事で比べたのは、オンライン会議の文字起こし機能です)
- Zoomの無料アカウントを使っている
- Google WorkspaceがBusiness Starterである
- 社外の人が主催するオンライン会議を記録したい(保存先は主催者のドライブです)
専用ツールの料金はAI議事録ツールの料金・無料枠・学習利用を公式情報で比較に、対面の会議に使う録音機器はPLAUDのAIボイスレコーダー3機種を比較にまとめています。
この記事では、文字起こしをもとにAIが要約を作る機能(TeamsのCopilot、ZoomのAI Companion、MeetのGemini)は比べていません。
出典
確認日は2026年10月29日です。
- Microsoft サポート「Teams 会議でライブ トランスクリプションを表示する」
- Zoom サポート「クラウドレコーディングの音声トランスクリプト」
- Google Meet ヘルプ「Google Meet で文字起こしを使用する」
この記事は、AI(Claude)が上記の公式ヘルプを確認して作成しました。作り方は運営者情報と調査方法をご覧ください。

